マニアック横丁

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信じる者は勝手に救われてればいい

いやあ、最近ご無沙汰だったのでうっかり油断してました。

宗教の勧誘、正直面倒なので関わりたくないんですよね。話通じないし。

ファミレスに二時間いて、食事したり雑談したりもしたので実質一時間程度でしたが実にイラッとさせられました。

 

今までにも学校の先輩が急に声を掛けてきたり、駅前で突然祈らせろと言われたり、街頭アンケートに答えたら幸福の科学に入信したことにされかけたり、エホバの証人が家に来たり、創価学会の親戚が学会員を入院中の母のところに連れてきて「信心が足りないから癌になる」と脅したりということはあったんですよ。

私は宗教を信仰の対象としては見られません。

だからって否定するわけではないです。聖書やコーランは読み物としては面白いし、神社仏閣を見るのは楽しいし、八百万の神様やエジプトやらインドやらギリシャやら北欧やらの神様なんかは妙に人間くさくてむしろ好きです。

救われるために信仰するのは構わないと思います。

だが私を巻き込むな。

 

今回は顕正会でした。まったく嬉しくない初めてです。

ところでどうしてこういう宗教を信仰する人というのは、自分の信じる宗教の成り立ちについては興味を持たないんでしょうか。

人から仏になったら神より位が上とか言いましたよ。キリストは一度殺されてるから奇跡の力で国家権力をねじ伏せた大聖人様の方が素晴らしいんだそうです。

そもそも人を救うだの日本を救うだの言ってるのに宗派で対立するようなものを誰が信じるというのか。まず敵対構造をどうにかしろ。平和を語る前に宗教戦争の是非を問え。

創価の勧誘がひどいから宗教がすべて悪いものと思われる」とかほざいてましたが、職場の同僚から食事に誘われて気がついたら知らない人に興味のない話題を延々聞かされる羽目になった私の気持ちを少しは考えろ。

これだからカルトは、としか思わないから。

 

以下、軽く覚えてる範囲の問答。

「人間には運命ってあるじゃないですか。結果には必ず原因があるんです。でもそれで悪い運命になるのはイヤですよね。それが呪文を唱えるだけでいい運命に変えられるとしたら、よくないですか?」

「原因があって結果に繋がるんだから何も問題ありませんよね?だったら別にそれでいいです」

「けど人間関係の悩みとかいろいろあるでしょう?そういうことからも解放されるんですよ?」

「いえ、特に今悩んでません」

「それだけじゃないんです。人はいつか必ず死ぬし、明日何が起こるか知れないんです。そんなの不安でしょう?」

「何が起こるか分からないのは当然のことなので、いちいち不安になったりしませんけど」

「それは助かる道を知らないからですよ。南無妙法蓮華経と唱えるだけで幸せになれるんです、すごくないですか?」

「今特に不幸ではないので興味ないです。あと、うちは曹洞宗なので南無釈迦牟尼仏です」

「でも自分だけじゃなくて周りの人たちも幸せにしてあげられるんです。助けたいと思いませんか?」

「知り合いが助けを求めてきたらそのときに手を貸せばいいんじゃないですか」

「そんな狭い範囲の話じゃないんです、日本全体の話なんです」

「はあ、そんな大きな話はどうでもいいです」

「だって平和じゃなければこうしてお茶することもできないんですよ」

「今できてるのでいいです」

「明日どうなるか分からないじゃないですか!もし明日死ぬことになったら受け入れられますか?」

「受け入れますよ、仕方ないでしょう」

「もし急に刺されたり、事故に遭ったり、病気になったりしても受け入れられるんですか?」

「そういうものかと思いますよね」

「それじゃ無間地獄に落とされるじゃないですか、人間には耐えられない痛みをずっと味わわなければならないんですよ、つらくないですか?」

「どうして地獄に落ちる前提なんですか。だいたい死んでからのことを今から考えてどうするんですか。そもそも私宗教にいい印象ないんですよ、母が病気のときに入院先まで来て脅されたので」

このあたりで話す人チェンジ。「どうして生きているんですか」「どうして生まれてきたんですか」という問いに「「今生きてるからです」「それこそ原因と結果ですね」と答えたら教義について延々と講釈垂れ始める。

やれ釈尊より大聖人の方が位が上だの、来るべき終末に備えて正しい道を進むために信仰が必要だの、戦争や災害を回避するためにも信心すべきだの、死ぬときに肌がきれいになったり若返ったりできるだのそんな話でした。

最後どうした。あとさりげなく人ん家の宗派ディスんな。

途中からは黙って話したいだけ話させておこうと思ったらいつ終わるか分からなかったので、強制終了かけました。

「私は宗教に救ってもらおうとは思ってないし、これだけ必要ないと言ってるのに話を続けてるのは何が目的なんですか」

「幸せになるため入信してほしいんです」

「今まさに不幸だし不快ですよ、騙されて連れて来られて興味がないのに時間とられて。お話がそれだけなら帰らせてもらいます」

しかし本当にあいつらしつこい。

帰ろうとしてるのに新聞渡そうとしてきたので断ったらレジの前でもまだ続けやがった。

「私は入信してからとてもいい方向に変われたんです、だから」

「やめてください。もう二度と私の前でその話しないでください」

そのまま帰ってきました。

さて月曜はどう出てくるんでしょうか。

とりあえず上司に相談しようと思います。就業規則くらい把握しておきなさいよ。

 

なんというか、狂信者というのは会話ができないんですよね。

似たようなことがどこか別のところでもあったな、と思ったら以前別ジャンルを執拗に推してきた知り合いがこんな感じでした。観てないし読んでないし興味ない、と断ったら小説を渡してきたところまでそっくりです。

 

嫌がる相手に無理強いしてもいいことはひとつもないというのを学べ。

というか人の道を説くはずなのにこんな傲慢でどうするんですかね。