マニアック横丁

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夢ってなんですか

私は昔からどちらかというと夢を見やすい方なんですが、ちょっとした法則みたいなものがあります。

この「夢」とは眠っている間に見るアレです。将来の、とかではありません。

 

さて法則ですが。

具体的には、いい夢でも悪い夢でも誰かに話すと二度と見ない。

 

ごくありふれたものでも、逆に恐ろしく突拍子のないものでも、です。単に起きたら忘れてる可能性もありますが、だとしても記憶に残らない。

しかし夢ですから、自分の見たものを誰かに的確に伝えるって難しいんですよね。えらく抽象的なものもあったりしますし。

それでも、口に出した時点で法則発動します。多分これ伝わってないだろうな、と思っても、本当にぴたっと見なくなります。

 

この法則が確実だと思えたのはまだ最近なんですが、きっかけは酷く魘される定番の夢がある、というのを友人に話したときです。

その夢は本当に私の中のド定番で、物心ついたときにはもう見てて、それほど頻繁ではないが数ヶ月に一度くらい見ると必ず泣いて目が覚めるレベルでした。

内容としては、ストーリーも何もなく、ただひたすらに暗いのか明るいのか、うるさいのか静かなのか、どんなカテゴリにも当てはまらないような空間に自分だけが存在する、という具合。映像化もできやしません。

起きてるときは何がイヤなのかすら分からない。魘された直後はただイヤなだけで二度と見たくない。

赤ん坊が夜泣きするのってきっとこういう夢見てるんじゃないか、と思うくらいに意味不明です。

十数年前にもやはり見て、夜中に目が覚めてまた見るのがイヤで眠れなかったという話からそんな訳の分からない説明をしたら、それ以降まったく見なくなりました。

その他にも、すっごい面白くて笑いながら起きたような話でも、寝る前に見たアニメの影響がっつり受けたようなジェットコースタームービー的展開でも、やっぱり二度と見なくなるんですよ。もったいないにも程がある。なんてこった。

割といろんな人が見てると思われる「テストの夢」や、「空を飛ぶ夢」、「朝目が覚めたら寝過ごしてる夢」なんかも誰かが話してるときに「ああ、見ますよねえ」なんて乗っかって具体的に説明したらもう見なくなる。

 

ところで学生時代って割と患いやすいじゃないですか。所謂中二的な病を。

私も例に漏れずそういう時期がありまして、当時心理学やら各国の神話やら宗教やらの本を図書館に通いつめてアホほど読みました。残念なことにそれらへの興味は継続中ですが。興味の範囲で終わってるあたりが残念です、職業として昇華できればまた違うんですけど。

心理学に手を出すと、どうしても避けて通れない道として夢判断があるんですよね。

夢判断 上 (新潮文庫 フ 7-1)

夢判断 上 (新潮文庫 フ 7-1)

 

 フロイトユングは大抵の方が知ってる有名どころでしょう。

そしてそれを基に、いかにもな夢判断を吹聴している方も多いです。

しかしちょっと待て。

夢ってその人が今まで経験したことがベースになるなら、どんな宗教観や精神構造をしてるかに拠ってまったく解釈が違うはずなんですよ。

なんでもかんでも性的な欲求に帰結するんじゃねえぞ。

だいたい、タブーが多い一神教と奔放な多神教じゃ何が抑圧されてるかも違うんですよ当たり前でしょうが!

…まあ実際のところ、エロスってのは万人に興味を持たれやすい話題なので手っ取り早く広めたいならいい手段ではありますよね。

医学的には不要な情報を忘れるためだったり多すぎる視覚情報を整理するためだったりといろいろ言われてますが、じゃあ結局夢ってなんなの?でストップしてます。

 

これを踏まえて。

最近見た夢で、普通に話をしてる相手が四つ目だったというのがありました。

夢の中なので自分ではまったく異常だと思ってません。そういう人だ、と思ってるだけです。むしろ親しい人です。右目と左目が上下に並んでるタイプです。

起きてから「誰だあいつ」っていう程度です。というかお会いしたい。

昔よく見てた夢なんかよりこっちの方がずっと悪夢っぽくないですか。だからといって思い出しても怖さは一切ないんですけど。

多分メガネ的なアレなんでしょうね、感覚としては。

そして今書いちゃったので二度と見ることはないんじゃないかと思います。口頭ではなく文章でも法則発動するんでしょうか。

 

本当は選べるといいんですが。青猫ロボットの不思議道具開発を心からお待ちしてます。

 リコール社の創立でも可。いやダメか。